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2020-02-05

【NEW】PAPUWA cacao67%チョコレート

インドネシア・パプアニューギニアより
山を越え、海を渡り、
チョコレートが入荷しました。

カカオが主役

カカオを栽培した現地で、
そのカカオに砂糖を混ぜてチョコレートにする。
主役はカカオ。

自分たちが栽培したカカオで、美味しいチョコレートを作りたい。
そんなシンプルなことが、
長い道のりの末実現したチョコレートです。

カカオと砂糖って、
チョコレートってそうでしょ?
と思いがちですが、皆さんが普段スーパーで購入しているチョコレートは、
カカオはどこに行ったの?と思うくらい、まずは砂糖と書かれているのが多いかと思います。そしてほぼ乳化剤が入っています。

チョコレートに使われる乳化剤は、舌触りを滑らかにするなど、
もちろんちゃんと役割があります。
わかりやすい記事があったので、よかったらこちらもどうぞ。

乳化剤。
水と油をスムーズにつなぐ役割です。
この乳化剤が不使用なので、多少のざらつきを感じるかもしれませんが、
中にはカカオニブも入っていますので、カリカリとした食感が楽しめて、
ザラつきなどは特に気になりませんが、好みかと思います。

森と暮らしを守るカカオ栽培

このチョコレートは45gで¥770(税込)で販売しております。
チョコレートでこのお値段は高いと思われるかもしれません。
適正価格とは、とても難しいものですが、
そもそも、多様な価値を、世界共通の価格に落とし込むのが不可能なことではありますが、まぁ、難しい話は置いといて。
カカオの栽培から、チョコレートになるまでを想像すると、
少なすぎる価格かもしれません。

1950年代にパプアを統治していたオランダがカカオの苗木を先住民族に配布しカカオ栽培を始めて以来、カカオ栽培が続けられてきましたが、
最終製品のチョコレートがカカオ生産者の元に届くことはありませんでした。

生産者は「カカオは現金収入になる」、という認識だけで半世紀以上カカオ栽培が続けられてきたのでした。

カカオを自らの手で加工し、パプア産カカオでつくった商品を消費者にダイレクトに届けたい。カカオで豊かな未来を自らの手で切り開いていこうという挑戦が始まりました。

今年30周年を迎えたオルタートレードジャパン

オルター・トレード・ジャパン(ATJ)は、バナナやエビ、コーヒーなどの食べ物の交易を行う会社です。現在、食生活をはじめとし、私たちの生活はあらゆる部分で世界の人々の生業や暮らしと密接につながっていますが、その交易を支配しているのはごく少数の機関や企業です。ATJは生産と消費の場をつなぐ交易を通じて「現状とは違う」、つまり「オルタナティブ」な社会のしくみ、関係を作り出そうと、生協や産直団体、市民団体により設立されました。

2011年に始まったカカオ事業、
2013年には「カカオ・キタ」加工チームが結成されました。
そして2017年9月、カカオキタのスタッフがチョコ菓子づくりの指導を受け、アジア民衆基金(APF)から融資を受けて、小規模なチョコレート製造機械を事務所に設置し、板チョコレート、ブラウニー、チョコレートアイス作りを始めました。
現地リポートはこちらからどうぞ。
これまでの歩み、現地の今を知ることができます。

美味しいの1歩先へ

チョコレート一つでも、コーヒー1杯でもそうですが、
私たちが口にしたり、手にするもの、
そこには様々な人が関わり、世界を越えて繋がっています。

時々、美味しいの一歩先へ、
価格にとらわれない、自分が感じる、自分にとっての価値と向き合うこと、
大事かもしれませんね。

そんなキッカケになれば幸いです。

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